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お知らせ
2024/03/27  オークションレポート(3月7日開催分)/ 出品募集のお知らせ
国内最大級のフェア「ART FAIR TOKYO」が開催されアート業界の熱気が高まる3月、マレットジャパンでは近現代オークション2種を開催いたしました。総落札額は約1億1千万円(落札手数料含まず、以下同様)となっています。本レポートでは落札結果を踏まえ、特に注目を集めたジャンルを紹介いたします。

落札額 TOP3


2セール中TOP3を飾るのは、ここ数回のセールに引き続き草間彌生、アンディ・ウォーホルによる作品です。昨年からウォーホルの大判シルクスクリーンを出品する機会に恵まれ、今回は「広告」シリーズから「ブラックグラマ(ジュディ・ガーランド)」が登場。下値の約2.5倍での落札となりました。

注目結果: 近現代ヨーロッパ作家作品 / 海外落札者の増加
今回の2セールでは、ともに近現代ヨーロッパ作家による作品が好結果を記録しています。以下、2種のセールから注目作品をご紹介いたします。



M-Live(Lot 1001-1136) 


オンラインライブ配信オークション‘M-Live’では、当社初出品となったアルヌルフ・ライナー(1929-、オーストリア)、ピエール・アレシンスキーらによる版画が海外の買い手にリーチし、エスティメート上値以上の結果となりました。全体としては、落札されたロットの約40%が上値以上の金額まで競り上がるなど参加者同士の競争が加速した作品が数多く見受けられました。

Sale 240307(Lot 001-137) 


Sale240307後半はピカソ、シャガールといったモダンプリントが多く出品され、その多くが国内外から複数のビッドを集めエスティメート下値の2~3倍まで迫る結果となりました。

近代ヨーロッパ版画は創業当初より当社の得意とするジャンルであり、代表の高橋はピカソ、ミロ、シャガールといった作家の作品や市場価値について深い知見を誇っております。今後も当社オークションの軸となっていくジャンルであると言えるでしょう。

こうした近代ヨーロッパ作品の落札率の増加の背景としては、海外参加者の増加が挙げられます。今回2セールの海外落札者数は、昨年平均の約1.4倍を記録しております。当社では複数の海外アートデータベースやオークション情報サイトに作品リストを掲載し販売実績を蓄積、PRを続けることで常に新規顧客の獲得を目指しております。続く円安も追い風となり、今後の取引増加の可能性が広がっています。

次回開催予定
マレットジャパンでは、只今5月オークションへの出品エントリーを受け付けております。3月セールのハイライト結果としてご紹介したヨーロッパ作家にとどまらず、国内外の近現代作家による絵画、版画、彫刻、器など幅広く出品を募集しております。ご出品に際し手数料や諸費用を頂戴いたしますが、ご出品作品の年間累計落札金額によってはその後の出品手数料を優遇しさらにお気軽にご参加いただけるようになるお得なシステムもございます。
5月オークション出品分につきましては締切日が迫っておりますので、売却をご検討中の作品がございましたらぜひこの機会にお申込みください。その後のオークションについても随時出品を募集しており、お問合せをいただいたタイミングで出品可能なセールを案内させていただきます。皆様からのご依頼を心よりお待ちしております。


― 次回開催(予定):2024年5月中旬 2セール同日開催
― 出品締切:4月1日(会場型オークション)/ 4月10日(M-Live)
― 無料作品査定:査定・売却申込フォームLINEまたはメール にて受付中