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お知らせ
2020/08/21  マレットジャパン9月開催のモダン・コンテンポラリーアートオークション、209点が出品
 9月10日開催アートオークション 草間彌生、村上隆、藤田嗣治、アンディー・ウォーホル、Mr.Doodle、ピカソ、五木田智央、ロッカクアヤコ、桑田卓郎、マリヨラン・マンデルスルーデザイン エルメスのオブジェなど全209点 

マレットジャパン モダン&コンテンポラリーアートオークションが9月10日15時より東京都江東区にて開催される。緊急事態宣言明けから6月のオークションを経て今年二度目のセールとなる。
今回も世界各国からの美術品を209点取り揃えている。


ロッカク・アヤコ「作品」 キャンバス・アクリル180×140.6cm 落札予想価格1200~1700万

注目の1点目は今セール最高落札予想価格となる1200~1700万円での出品は近年アジア・欧米での人気が確立されているロッカクアヤコの大型作品。180×140.6cmのキャンバスには色鮮やかな花々とアイコンである特徴的な少女が描かれており見ごたえのある大作である。ロッカクの作品は毎回多くの海外顧客から反応があり、今回も世界各国からの参加が期待される。


ジョルジュ・ルオー「小さい教会」キャンバスに紙・油彩 49×32cm 落札予想価格800~1300万円

近代美術を代表するジョルジュ・ルオーの油彩作品「小さい教会」は、友人で画家でもあるモレル神父との思い出をもとに描いた1947年頃の作品である。
晩年の作風に移行する過渡期に残した作品で、教会の薄暗さの中にも神父が身を包む白い装束や多色使いのステンドグラスには柔らかく明るい調子が垣間見える。
ルオーの油彩作品は取り扱いも少なく大変珍しい。今回数年ぶりの出品となり注目が集まる。


マリヨラン・マンデルスルー 「エルメス・プティアッシュ ウサギのオブジェ」 レザー(トゴ)、マイクロビーズ 160×110×47.5cm 落札予想価格200~300万円

続いて、オランダ出身のアーティスト、マリヨラン・マンデルスルーによる「エルメス・プティアッシュ ウサギのオブジェ」。
(プティアッシュ)は、さまざまなジャンルの職人やアーティストたちが商品利用されなかった最高品質の革や素材を用いて、作品として再創造するプロジェクトである。素材の組み合わせによって、常識にとらわれない意外性と稀少性を兼ね備えたユニークピースを生み出している。今回の「うさぎのオブジェ」はこのコンセプトから生まれた作品であり、2011年6月~7月に銀座メゾンエルメスにて展示された限定作品である。
二色のレザーを使用し重厚感がありながら、作品内部にマイクロビーズが入っているため作家特有の柔らかさを演出している。マリヨラン・マンデルスルーによる作品は国内オークションでの出品が初めてであり大変貴重な機会となる。


桑田卓郎 「金彩垸」 高9.0cm 径12.1cm 落札予想価格10~15万円

伝統的な技法と斬新な色使いの組み合わせを特徴とする陶芸家、桑田卓郎による「金彩垸」。
桑田は2018年にロエベ クラフト プライズで特別賞を受賞、ハイファッションブランドとのコラボレーションも実現し現在各界から注目を集めている若手作家である。
本作は「ろくろ」を用いず制作した大ぶりの楽茶椀で、全体に金彩が施されている。手仕事が感じられる造形と金彩技術が融合した桑田卓郎らしい大胆な一品である.

この他にも近年市場での人気が顕著なMr.Doodleのキャンバス作品や李禹煥、松谷武判ら合わせて209点が出揃う。
全作品情報は本HPにて公開中。
オークション開催は2020年9月10日(木)15時~
事前入札・電話入札の申し込みは9月9日(水)まで受け付け